先日、ファブリック(布や生地)の2019ヨーロッパ最新トレンドセミナーに参加しました。
室内のインテリアでいえば、カーテンや家具の張地など。布だけにファッションや色との関りはやはり大きいですね。
日本では、カーテンなど窓辺のデコレーションは、つい無難にまとめがちです…そういう私もどちらかといえば、あまり主張させたくない派(^^;)なのですが、今回のセミナーで大きな刺激を受けました。
専門的なので細かな説明は割愛して…
トレンドといっても、これが流行る、あれが流行るという単純なものではなく、とても多様化していて、まさに人の持つ価値観や思想の多様化がカテゴリーとして分類されていました。
また、不安定な社会情勢や自然環境の変化、技術革新がもたらすメリット・デメリットによる心境も、トレンドに関わっていることがよくわかりました。もちろん色にも表れています。
そういうお話を聴きながら思ったのが、近未来を求めて技術革新を進めてきたけれど、その反動か、自然回帰やアナログ、ノスタルジックへの移行がみられ、両極にあるものが融合している感じです。
それを象徴しているようなおもしろい写真↓↓↓
大自然の中に白黒の丸っこい物体。生活機能をそなえたエコでコンパクトな車なんです。自然の中に居ながらにして、ネット環境により、社会とはつながっている状態。テクノロジーとアウトドアの融合ですね。
また、色では、以前ご紹介した(2019年3月5日投稿)トレンドカラーのひとつ「リビングコーラル」。これも取り上げられていました。
それから「和」を思わせる柄もやってきそうですよ。でも和室にではなく、モダンやアーバンな空間に(^^♪
それにしても、窓辺のデコレーションは奥深く、窓単体ではなく、室内全体(家具も壁も照明もすべて)でコーディネートしなければならないハイレベルなものだと思い知らされました。海外のものを見ると、「窓辺を布によってデザインする」感覚で、ひとつのアートのようでした。
自宅リノベーションでチャレンジしたカーテンの取り付け(今まではロールスクリーンやブラインド対応)。
壁一面、上から下まで、端から端までカーテンで覆い、レースと遮光生地を前後逆につけ、私的には“やった感”があったのですが、まだまだですね~
「遊び」の余地がありそうです♪
今回のアカデミックなセミナーは、頭の引き出しにそ~っとしまっておいて、お客様とのやり取りの中で、ここぞというときに少~し披露するのがよさそうです(^.^)
今回の講師お二人、西垣氏と越川氏。海外視察のキャリアが長いまさにトレンドウォッチャー。楽しくまじめなお話が聴けました。ありがとうございました。
整理整頓とともに、インテリアのことも、お客様と一緒にたくさんお話をふくらませていけるといいなぁと思った1日でした。
写真は両氏提供のものを使わせていただきました。